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小林よしのり
2022.4.20 07:32日々の出来事

「田舎出の生娘」という無意識の男尊女卑

「田舎出の生娘を牛丼中毒にする」という全く無自覚な
男尊女卑感覚は、「男の血なら天皇になれる、女の血は
天皇になれない」という男系固執主義の感覚と大して
変わらない。

たとえ「女性天皇はいいけど、女系天皇はダメ」と言っても、
実質、「女性天皇から生まれる子供は女系」と言って、
女性天皇も拒否しているのだから、肝心なのは「男の血」
であって、「女の血」を否定しているのだ。

男尊女卑は無意識に脳髄に達している。
わしより若い連中が平然と男尊女卑の感覚を口にして
しまう。
全ては無意識だ。
無意識が言語化されたら男尊女卑になっている。

「女性天皇は簡単に男に騙されるから、王朝交代が起こる」
なんて時代錯誤な理屈を無意識に平然と言ってたりする。
まったく無意識の男尊女卑は不気味と言うしかない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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